VSCodeでLaTeX環境を構築!【Mac】【VSCode】【LaTex】
卒業論文や修士論文書くときにWordとかではなく,TeX/LaTeXを使用しているかと思います...というか使って欲しい(@_@)
僕も論文書くときは Cloud LaTeXを使用し執筆していました.
右側に生成されたPDFがコンパイル後に出てくれるので,結果をすぐ確認できたりととにかく便利です.
また煩わしいLaTeXの環境を整えなくてもLaTeXの環境を使えるのはとてもありがたいですね.
ですがCloud LaTeXはどうしても論文の季節(特に締め切りに近い時期)になると少し動作が重いような気がします.あと画像をかなり入れているとコンパイルがかなり遅くなります.
不測の事態(データが消えるなど...運営も定期的にZIPでダウンロードを進めている)にも備えて一応自分も環境を構築したので,記事にしておきます.
今回はMacBook Pro(Mid.2012) OSはSierraです.
1.TeXディストリビューションのインストール
まずTeXのディストリビューションをインストールします.
有名なディストリビューションやインストール方法は以下のサイトに書いてあります.
TeX入手法 - TeX Wiki
最初TeX Liveをインストールしようとしたがうまくいかず,僕はMacTeXをインストールしました.
MacTeXは,TeX LiveをベースにしたmacOS専用TeXディストリビューションで,TeX Liveの他にいくつかのアプリケーションもダウンロードされます.
MacTeXは,公式サイトでもダウンロードできますがミラーサイトからダウンロードした方がよっぽど速いです.
※homebrewを使用している人
全てbrew経由でインストールすることができます.
順番的にはGhostscript→MacTexの順番の方が良いですかね?
2.VSCodeのインストール
VSCodeをすでにインストールしている場合は飛ばしてもいいです.
以下VSCodeダウンロードサイト
Visual Studio Code - Visual Studio
ボタンポチポチで終了です.
3. LaTeX Workshop(VSCodeの拡張機能)のインストール
VSCodeのインストールが終われば,VSCodeの拡張機能をインストールします.
サイドバー一番下のアイコンを押して検索ボックスに LaTeX Workshop と打てば一番上に出てきます.
のでそれをインストール.
4. LaTeX Workshopの設定
VSCodeの設定を開きます.Macではcommand ⌘ + , (カンマ) で右側にユーザー設定画面が開きます.
ユーザー設定画面の { } の間に以下の追加し保存します.
"latex-workshop.latex.toolchain": [ { "command": "ptex2pdf", "args": [ "-l", "-ot", "-kanji=utf8 -synctex=1", "%DOC%" ] } ], "editor.renderControlCharacters": true
5. 使用方法!!!!!
VSCodeで使用したいフォルダーを開いてTeXファイルを開くとコンパイル勝手にしてくれます.
右側に出来上がったPDFを表示するには左下の赤で囲ったアイコンを押します.
するとこんな感じで出てくるので矢印のView LaTeX PDF file in new tab を押します.
すると右側にPDFが開かれます.!!!